富山市は平成29年4月、中心市街地の小学校跡地に公共施設(まちなか総合ケアセンター)と民間施設(専門学校、カフェ、スポーツクラブ等)を集めた「総曲輪(そうがわ)レガートスクエア」を開設しました。
2月7日、岐阜市議会の高齢・少子化社会対策特別委員会で、このうち「まちなか総合ケアセンター」を視察させて頂きました。
このまちなか総合ケアセンターでは産後ケア事業、お迎え型病児保育事業、在宅医療に特化した診療所など、様々なサービスを包括的に提供しています。どの取り組みも市直営です。全て市直営ということに意気込みを感じます。
この中でも「お迎え型病児保育事業」の取り組みのきめ細かい配慮に伴走型で支える行政の姿勢を感じました。正式には「富山市お迎え型体調不良児保育事業」で保育中に子どもが体調を崩し、保護者が迎えにいけない場合、専任の看護師と保育士が同行し、かかりつけ医で受診した後、保護者が迎えに来るまで専用の病児保育室で預かるということです。保育時間は19:00まで。利用料金は2,000円+交通費(タクシー代の半額)
この他産後4ヶ月以内のママと赤ちゃんが休養、宿泊できる「産後ケア応援室」心身の発達の遅れが心配される子どもへの早期支援を行う「子ども発達支援室」も設けられています。
産後ケア応援室の使用料は24時間3食付きで7200円、和室洋室あり、ホテルのようです。
富山市では今年度から子ども家庭部を新設し、妊娠から出産、乳幼児、青少年に至るまで切れ目のない子育て支援体制を強化していくとの説明を受けました。
岐阜市でも0才~成人前まで、切れ目のない支援体制への取り組み、岐阜市子ども・若者総合支援センター「エールぎふ」が2017年3月からスタートしています。富山市の取り組みからも学ぶことが多いと思いました。