現在岐阜公園内で行われている信長居館跡発掘調査の見学と担当の職員の方にによる説明会(11月30日)があり、参加しました。
この発掘調査は平成19年から行われていて、説明を受けている傍らでも、地道な発掘作業が行われていました。
今回の見学会は「庭園」がテーマで、発掘した庭園跡を分析した結果、信長が財力を世に示す意味合いもあって京都の庭師を連れてきて造らせたのではないかと思われるとの説明がありました。
今から450年前のこととはいえ、天下を制覇する勢いのあった信長の建造物についてルイス・フロイスの記録しか残っていないのはどうしてなのかなと素朴に思いました。
この信長については歴史学者の池上祐子氏は書籍「織田信長」の中で、支配する側、される側、両方を見るべきとの見解を示されています。
私も個人的には一人の人物を英雄視するだけでは危うさがつきまとうのではと気をつけています。今の時代に置き換えても。
そんなことを思いながら金華山を見上げました。きっとこの紅葉、信長時代も同じように、人の心を捉えたのでしょう。変わらぬ自然の偉大さを感じました。
2013年12月01日
信長居館跡発掘調査の見学
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