2013年10月27日

元岐阜市職員公災認定訴訟を傍聴して


2007年に岐阜市職員の伊藤哲さん(当時54才)が市庁舎から飛び降り自殺したのは過労や仕事でのストレスが原因だとして伊藤さんの妻、左紀子さんが地方公務員災害補償基金に公務災害の認定を求める訴訟の第1回口頭弁論が24日、岐阜地裁で行われ、傍聴しました。

基金側は「パワハラがあったという証言もない」として請求棄却を求めました。

左紀子さんは「私の夫、哲は…」という言い出しで、哲さんが都市建設部公園整備室に部長権限で異動になり、その後、複数の上司のパワハラを受け、過労、仕事のストレスもあったことを涙ながらもしっかりした口調で意見陳述しました。具体的な会話のやりとりが紹介され、哲さんが追い詰められ、お二人の信頼感あふれる生活が破壊されいく過程が伝わってきました。

およそ40程の傍聴席はあふれ、入れない人も多くあり、口頭弁論後は弁護士会館で報告会が行われ、この裁判への今後の傍聴支援が呼びかけられました。

この事件の時、私は市会議員の立場で哲さんの静かな穏やかなお人柄が印象に残っています。しかしその仕事場ではさまざまなつらい事柄があったことを改めて知り、左紀子さんの無念さが身にしみました。

それにしても意見のなかで紹介された岐阜市役所職員の自死者の数、平成10年度から23年度まででも12人あったということ、事件が生かされていないと思います。

佐紀子さんの提訴への気持ち同様、危機感を覚えます。今後こういったことがない体制をしっかり構築して欲しいと強く思います。
posted by 高橋かずえ at 23:56| 岐阜 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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