2013年03月26日

カンボジアスタディ―ツアー報告会


岐阜県ユネスコ協会主催で先月学生らと訪れたカンボジアの報告会が24日、岐阜市中央青少年会館で行われました。

全員に逢うのは1ヶ月ぶり。カンボジアで日々共に活動したことで、近い親戚に逢ったような親しみを感じました。

行く前は若い人々に負担かけないようにと少し、気を使いましたが、もう、飛行機に乗ってからは「年」のことは忘れて、同級生、というより高校生の気分で大学生のリーダーの指示に心地よく反応する自分がいました。

旅での流行語は「今どきの(小学生)」、団長のお孫さんの6年生の平井把奈さんがムードメーカーとなり、
垣根を作らず、コミュニケーションを広げてくれて、自然発生的にこの言葉がよく出てきました。

この言葉を借りれば「今どきの大学生」は堅実で将来の職業選択も早い時期に決め、実力をつけていく毎日。そんな中で、バイトもし、こういった授業以外のサークル的な活動にも参加して多忙。集団活動では他の人への気配りをさりげなくし、場を盛り上げることを大事に思っている。と限られた今回の若者かもしれませんが私は受け止めました。

報告会では「寺小屋の大切さが分かった。」「日本との違いに驚いた。何かしなければと思っている。」
「子どもの笑顔に励まされ、一緒に遊べて自信がついた。」など、それぞれの言葉でカンボジアへの想いを伝えていました。

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この年代でカンボジアに行き、「戦争の残骸」地雷による被害や貧困教育が十分でない、など多くの「負」の状況を先入観なく五感で受け止めた若者達にとってのこれからの「平和活動」(目に見えない心の在り方を含め)に期待したいと思いました。

(学生達手作りの報告集)

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報告集での私の原稿  <カンボジアの貧困>


「カンボジアでは貧しさから親が子供を売買することが長く行われています。少しでもそんな子たちを救いたいと思い、
2005年に会ができました」カンボジア研修初日、216日の午後の訪問先、アンコールワット遺跡近くのSCSA(子供たちの笑顔を守る会)の孤児院で語られた鈴木保道さん。仕事を早期退職してこの会を立ちあげられた思いを伝えて下さいました。



 ここには現在小学校6年から高校2年生まで12人の子供たちが生活しています。お互いの自己紹介や学生たちが用意した紙芝居が披露された後、鶏や犬、猫が自由に動き回る庭いっぱいに子供達も広がって、一瞬のうちに国籍を忘れ、歓声をあげてバレーボールを共に楽しんでいました。



 
 鈴木さんの話ではカンボジアの貧富の差はどんどん広がり、恵まれない子達の数は増加しているとのこと。しかし、今ここにいる子を一人立ちさせるまでの責任の重さから現在、新しい子の受け入れはストップしているとのことでした。



 カンボジア政府自身、経済が厳しく、こういった子達の救済は国としてされていません。緊急の救済のため、世界の民間団体が300程、タイ国境で現在救援活動をしているとのことです。鈴木さんらNGO、NPO活動をカンボジアでされている日本の団体は20程、200~300人程いらっしゃるとのことです。今回、研修の訪問先のコーディネートをして下さったカンボジア国籍を取得された山田良隆さんも2人の子を引き取っていらっしゃいます。多くの日本の人達がカンボジアで子供に希望を持ってもらえるよう、地道に活動されていることを知り、ありがたく思いました。



 19日には地雷や不発弾の危険性を伝えるCMAC(シ―マック)の活動に同行して処理場近くの村を訪れました。困っていることは何ですか?と子どもを抱く母親に質問しました。「毎日、お腹いっぱい子どもに食べさせることができなく辛いです。」の返答。男性は「仕事がないことです」の答えでした。去年も同じ質問を違う村の人にしましたが同じ答えでした。先行きが見えない貧困の中、懸命に希望の種を播いている方達と触れあい、その大切さを教えて頂いたスタディ、研修の日々でした。


 カンボジアでの種まき、学生の思い、現地の子達に伝わったと思います。(高橋 和江)


posted by 高橋かずえ at 12:46| 岐阜 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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