将来の原発比率などエネルギーの選択で、国民同士が議論して意識がどう変化するのかを調べる政府の討論型世論調査(DP)の討論会が5日に終わりました。
この調査に対し、市民側からも問題提起をしようと私も参加しているさよなら原発・ぎふ主催の聴取会が昨夜(7日)岐阜市で開かれました。
会には110人が参加しました。会では市民ゲストとして出席した福島県浪江町の震災で父親を亡くした吉留政子さんが「即、原発を止めて欲しい」と強く訴えました。
また主催者側から3月に行った福井県からの風船調査の結果、福井県にある14ヶ所の原発で事故があった場合、1時間〜3時間で岐阜県に影響があることなどを伝えました。
その後20人の市民の意見発表がされました。全員が言葉はちがっても「即刻原発をゼロに!」と強く訴えていました。
(会場・岐阜市生涯学習センター大研修室)
環境省からは加藤聖氏が出席し、政府によるエネルギー・環境の選択肢に関する説明をしました。また会場からの質問に対しては「きちんと皆さんの意見を政府に伝える」と一言のみの返答がありました。
政府のDP調査では政府が示した0%、15%、20〜25%の3案のうち、約7割がゼロ案を支持すると回答しています。
今回会場の参加者に行ったシール投票では0%が82人、15%が8人、25%が1人でした。90%が0%を望んでいます。
政府が原発比率を決めるのは8月末から9月になりそうとの見方が強くなっています。民意がどのように生かされるのか、会場でも多く出ていた「政府は信用できない」
この発言にまっすぐに向き合った政策が出されるのか注目したい。
会場では今月12日締め切りで行われているパブリックコメントへの参加用紙も配りました。
詳しくはエネルギー・環境会議で検索をお願いします。
私は「即刻ゼロ」への思いを意見にして出しました。