3.11東日本大震災からきょうで半年。各地で記念の行事が行われました。
岐阜市では6・11に続いて〈9・11さよなら原発パレード・ぎふ〉が金公園から岐阜駅前、ドンキホーテから金公園に戻るコースで11時スタート12時解散で行われ、前回(500人)を上回る700人が参加しました。
おなじみのトラクターを先頭に今回は山羊さんもパレードに参加、静かに列の中で皆の歩調に合わせて最後まで歩いてくれました。優しいまなざし、平和な気持ちを広げてくれました。
今回ほんとうに多くの子づれのお母さんが参加されていました。私が親しくお話した方は揖斐郡池田町から2歳と5歳の子とご一緒でした。ちょっと暑くて途中から歩かなくなった下の子をしっかり抱いてにこやかにゴールしました。放射能の汚染問題は子どもに重くのしかかっています。親としていたたまれない気持ちでいっぱいであろうと思います。
また70代と思われる女性は被災地の友人と電話で話をするなかで娘さんが子どもを産むことに不安を感じているということを知り、その気持ちが痛いほど分かり胸がいっぱいいになって…。と涙ぐみながら私に話して下さいました。その友人には野菜を定期的に送っていらっしゃるそうです。
パレードに参加した一人ひとりのきっかけは違っていても気持ちは一つ「反原発」。顔の見える絆を感じた時間でした。思っていることを伝える、行動する、分かり合う、そんな文化がこういう形で岐阜に根付くことを願っています。