5月10日、7月19日と、このブログでも紹介させていただいてきた
岐阜青年会議所(JC)の60周年記念事業、
「ぎふの絆をつくる合唱演奏会」
がきょう行われました。
3,000人の合唱てどんなもの?
会場のメモリアルセンターでのきのうのリハーサルから、ドキドキ心が
躍り続けていました。
実際はきょう、全国から応援の方達が来て下さっての3,000人の数という
ことになりましたが、一人ひとりが自分の最高のものを出そうという面もちで
会場は高揚した雰囲気に包まれていました。
岐阜交響楽団の、なめらかで繊細な演奏にじっと耳を傾けているうちに、
もう何回も練習し、物おじせず歌えるおなじみのメロディーが流れ、静かに、
しかしカッコよく?(指揮者からの“どんくさく席から立たないように”の注意を
守って…)合唱隊が席を立ち、オーケストラの波にコーラスがとけこんで
いきました。
指揮者の井村誠貴さんがオーケストラ、合唱隊を、強烈な意思の力と
華麗な指揮でリードされ、観客の方も含め5,000人の心がみごとに
一つになったことを実感できる、「宝物」(井村さんの言葉)を頂いた演奏会
でした。
何か大きな勇気を私自身が頂きました。
4ヶ月の練習を通じ、時に惰性になりそうな時に、
「集中して!」
「誰でもいいです。その人のことを想って歌うこと。フロイデ!(友よ)。
このフレイズを大事に」
と、お二人から注意を受けました。
指揮をされる前の祈り、そして終わった時に目頭を押さえられた井村さんの
指揮に、大事な大事な時を共有させて頂けたことを思いました。
メロディーが感動と共に身体の一部になった気がします。
井村さんは東日本大震災の被災者を音楽で励まそうと、関西で活躍中の
音楽家250人に呼びかけ、5月8日大阪市で被災者らを招いた
復興コンサートを企画されました。
練習の場で私たちには、一言もこのことについてはふれられませんでした。
きょうの魂が揺さぶられた井村さんの指揮をされた心の奥の「祈り」に同化
できたものと、参加者は自負していると思います。
被災者にこの心が届きますように!