今日は、岐阜新聞・岐阜放送カルチャー・アカデミーの講座
〜世界遺産「能楽」への誘い〜
の講座日。
月1回の講座を5年ほど前から受けています。
講師は能楽師(観世流准職分)の植田叔子氏。
植田さんは元岐阜婦人少年室長で、男女機会均等法がスタート
する前後、岐阜県の各地へ行かれ、この法律の普及に努められ
ました。
当時私は岐阜放送の記者として取材させて頂き、プライベートでも
今日は大阪からお越し頂いています。
世阿弥元清作「鵜飼」についての講義でした。
この能楽の舞台は山梨県石和(いさわ)川です。
* 現在は笛吹市石和町を流れる笛吹川で鵜飼が行われています。
鵜飼というと長良川の鵜飼と思ってしまいますが現在、全国13ヶ所で
行われています。
作者原文より
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面白の有様や。
底にも見ゆる篝火に。驚く魚を追い廻し。
潜き上げすくい上げ隙なく魚を食う時は。
罪も報いも。後の世も忘れ果てて面白や。
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…と続きます。
鵜飼の面白さ、感動はこの時代も今も変わらぬことが分かり、
1300年の伝統をもつ長良川鵜飼の貴重さを感じました。