2016年06月27日

ノルウェ―視察報告D小学校

 きょうはオスロ市内のグルーネ・ロッカ小学校視察の報告です。
小学校訪問後に、オスロ市庁舎内のノルウエ―教育委員会でノルウエ―の教育について伺ったことをまずご紹介します。教育の目標は1、男女平等2、民主主義3、幅の広い考え方ができるように。
また、外国の人(移民の人を含め)や障がいのある子と仲良くわかりあいながら、いたわりの心を育てたい。満6歳からの小学校、そして15歳、中学卒業までの10年間が義務教育。授業料は無料、3~4%が私立。ノルウエ―全体でケアが必要な子が8%いる。
高校は全員が入れる。25歳まで。普通高校は3年。職業高校は1年が実践2年が理論課程。95%高校へ行くが25%が卒業できない。小学1年で25%の子がノルウエ―語ができない。児童福祉課、親との連携を大事にアドバイスしている。
 中学8年生から評価するのは子どもたちに本当の学力をつけてもらいたいという意図で。レベルを見るために5年生、8年生、10年生で統一テストを行っている。学力という言葉の前に、男女平等、民主主義の大切さを学んでほしいという教育目標にノルウェ―の堅実さを感じました。
視察先の小学校での教科書に男女平等をテーマにしたわかりやすいイラスト集があり、性の問題もまっすぐにオープンに人間としてのあたりまえのこととしてとらえて子どもたちに伝えようという意図がよくわかりました。
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4年生の社会の時間に「人権」の大切さを話しあった後、思うことを自由に生徒が描いたイラストを担任の先生が見せて下さいました。性同一性障害の人たちのことをよく理解しているイラストやその人たちが理解を訴えるデモを表現するものがありました。この学年での理解の深さにびっくりしました。日本の教育との違いを感じました。「心を育てる教育」学ぶことが多くあります。
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2016年06月26日

ノルウェ―視察報告C幼稚園

 
オスロ市内にあるストゥ―ペリーエ幼稚園を訪れました。この幼稚園はノルウェ―で5番目に大きい施設ということです。
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保育施設(バーネハーゲ)は1975年保育施設法が成立し、プリスクールティーチャーの資格をもった教員が配置され教育の内容に責任を持つことになり施設内容が大きく変わりました。このため1970〜1975年、利用する児童は2.9%だったのがが現在は92.8%となっています。
 保育士は1歳~3歳は3人の児童に対し、一人の保育士、3歳~6歳は6人に対し、一人の保育士。保育士3人だと一人が専門家、二人がアシスタント。日本も保育士不足が課題となっていますが、ノルウェーも専門の保育士が700人~800人不足のため、アシスタントが勤務しているとのこと。
行政の管轄は日本のように保育所は厚生労働省、幼稚園は文科省と分かれるのでなく、保育所でも幼稚園でもすべて子ども家庭省の所管で、児童福祉的な内容と、教育的内容をあわせもっているとの説明でした。
 育児休業制度が普及しているので0歳児の保育はほとんどないとのことです。ちなみに日本の保育士の基準は0歳児は3人ににつき一人以上、満1歳以上満3歳に満たない幼児6人につき一人以上、満3歳以上4歳に満たない幼児20人に一人、満4歳以上の幼児、30人に一人以上となっていて、満3歳以上の保育士の数が3倍から5倍、日本は負担が重いということでこの差に驚きました。
 幼稚園は冬の間でも十分土遊びができるよう、屋内施設が充実しています。プライバシーの関係で子どもの写真はありませんが施設を写真で紹介します。
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2016年06月25日

ノルウエ―視察報告B ノルウエー労働党

 欧州連合(EU)からの離脱か残留かを問うイギリスの国民投票は23日投開票され、離脱支持が51.89%となり、結果を受けてキャメロン首相が辞意を表明しました。今後の様々な影響が新聞紙上で解説されています。
 ノルウェーは豊富な水産資源を持つ漁業があり、水産資源を他国に利用されることへの不安等から1972年の欧州共同体加盟への国民投票、1994年の欧州連合加盟への国民投票ともに否決され加盟していません。
ノルウェ―労働党訪問の報告の前に、少しノルウエ―の政党に触れてみます。ノルウェーは立憲君主国。国会は現在、一院制、定数169。内閣は首相および、16人の閣僚からなっています。議員の任期は4年で全国19の選挙区から比例代表制で選ばれます。投票権、被選挙権とも18歳以上。外国人の投票権も1983年から地方選挙に限り、3年以上の居住者に認められています。
 2013年9月9日の総選挙で中道右派が96議席(保守党48、進歩党29、キリスト教民主党10、自由党9)で第1党に、中道左派は72議席(労働党55、中央党10、左派社会党7)に。8年ぶりに政権が交代しました。
 訪れたノルウェ―労働党の本部は12階建てのビル、一部商業スペースになっています。ビルを見上げると赤いバラのシンボルマークが鮮やかに見えました。
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前は広場になっていて、日本の訪問時広島と長崎から持ち帰ったという石が「平和の礎へ」とのメッセージとともに広場に大切に置かれていて日本との友好が深いことに感謝しました。
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第1党ではなくともノルウェ―労働党は議員数のトップ。これまでも初めて女性首相を誕生させ福祉の充実を図り、クオ―タ制の普及で女性議員の拡大をと他国へ働きかけています。
チャーミングな笑顔で誇らしげに説明にあたって下さったのはトンヤ・ブレンナさん(28)
2歳のお子さんがいるとのこと。もちろん夫さんとの連携でワークライフバランスを実践されていることにもふれられました。
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(左は通訳のノルウエー在住のかずみさん)
党の党員で、国会議員として活動後、1981年、女性として初めてノルウェ―首相に就任されたグロ・ハーレム・ブルントラントさんの活躍から急スピードで男女平等への施策が進んだこと。
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1986年には18人の大臣の中、女性が8人となり、ノルウェ―男女平等法も作られた。あらゆる組織で女性の比率を最低40%にすることが労働党の大きな目標であることを伝えてくれました。
労働党の市民へのアプローチ方法として、市長への候補者の数も男女同数にと候補者委員会が募っているとのこと。また広く政治に関心を持ってもらうために22区に年齢を@18歳~30歳A50歳以上とグループを作り、このグループの代表とネットワーク作って連携して活動している。
 まずはおしゃべりから、しかしそれを超えて次のステップに進むために、「こうすれば変えられる」と気づき、それぞれが考え行動できるきっかけにと働きかけている。こういった政治活動をする時、時間など家庭的なことに配慮している。30歳~40歳は子供が小さく中々活動は難しいので。難民の問題も大事にしている。
 特に女性に向けては世界にメンバーを送り、クオ―タ制のこと、女性首相を生み出し、国の政策が急スピードで変化したことを伝え「女性はできるよ」のメッセージを送っている。力をつけてもらうためにパンフも各国に向け、翻訳し、発信している。(女たちのパワーブック・かもがわ出版)など。また男女平等への教科書もてがけてきた。
 ノルウェーは男女平等社会への基礎がある。(取り組んできた)ノルウェ―人は4つか5つの政治関係のグループ、活動にかかわっている。
日本は@男女平等への社会環境を固めるのが大事。A私はこうします。という姿勢を大事に。ノルウェ―の国民性は自分で考え自分で決める。とテキパキと親し気に時間内、しっかり話してくれました。一言でいえば「ファイト!」のメッセージでした。
*グロさんは現在77歳、1992年1月にはノルウェ―首相として初めて日本に公式実務訪問されています。仙台市とは深い交流が続いています。
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(グロさんの胸像とトンヤさんを囲んで我ら視察ウーマン)
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2016年06月24日

ノルウェ―視察報告Aノルウェ―経営者連盟(NHO)

 日本の経団連にあたる活動をしているオスロにあるノルウェ―経営者連盟(NHO)を訪問しました。この視察は大使館が間に入って頂き実現しました。
 NHOには2万4500の企業が加盟していますNHOは会員の企業にビジネス上の政策課題の設定をしたり、労働組合との賃上げなどの交渉にも関わっています。理事長は女性。アドバイザーのKjesti Granaasenさんにお話しを伺いました。
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 1960年ころ、北海油田で経済が安定し始め、女性を含めて働くことが前提となった。同時に女性が働ける環境づくりを国は積極的に進めた。
 ノルウェーのクオ―タ制の最初、1988年に「公的委員会・審議会は一方の性が全体の40%を下ってはいけない」と決定。さらに2004年には政府系企業、2006年には規模の大きな一般の株式企業においても、取り締まり役会は女性の代表を40%にするというクオ―タ制が義務付けられました。
 これに対応するためニ2003年にFFP(女性エグゼクティブ育成プログラム)を創った。このプログラムはリーダーシップを身に着けるためのもので、経営マネージメント、取締役としての能力、話し方、ディスカッションの進め方など1年間の行程で身に着けます。プログラム参加者の36%は昇進し、34%は取締役のポストを提示されたという結果がある。現在はアフリカにメンバーが講師となり、ノウハウを技術輸出している。ケニアやウガンダなど。
 ノルウェ―では残業時間を増やさず、家庭で子どもや家族とともにすごす時間を大切にするように、労働者連盟のトップがオーバータイムをしないと決めているという。
 女性が管理職に占める割合、2002年は6%だったが2009年には40%となった。
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2016年06月23日

ノルウェ―視察報告@「平等・差別撤廃オンブット」

 報告が遅くなりましたが4月16日から26日まで北九州市の女性議員らとともに、ノルウェーを視察してきました。男女平等の先進国、きめ細かく、市民生活に溶け込んだ施策を見せて頂きました。自分の中に、柱になる考え方を育てていくきっかけを吸収させて頂けた気がします。今日から@男女平等・差別撤廃オンブットANHO女性のためのキャリアアップBノルウェー労働党C幼稚園D小学校と5回に分けてノルウェ―の取り組みをご紹介します。
男女平等・差別撤廃オンブットについて
オスロ市内にある事務所でポールマグネ・オーネスタさんに伺いました。
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男女平等・差別撤廃オンブッドはかつては男女平等オンブッドと呼ばれ、女性の地位を上げるために活動する機関でした。2006年、女性の人権確立だけでなく、移民や性同一性障害などに対する排外主義的な動きを撤廃するという新しい役割が加えられます。独立した国の機関です。裁判所のように行政処分を取り消す権限はないが国民の行政に関する不平、不満、要望、意見を関係機関に連絡して必要な是正措置を勧告します。
 訴えに対する費用は無償。スタッフは60人、このうち審理にあたる法律学の専門家など、国家公務員は20人で任期は6年、2期まで。グループで調査し、事案を審理する。暴力に対するケースは警察が担当。
 2015年で扱ったのは200件ほど。審理期間は平均で246日間。ほとんどがお互いに逢うことはなく、書類の提出、証明書のやりとり、オンブズの意見、仲介で終わるケースが多い。裁判所まで行くケースはあまりない。
他に子ども・平等省の下、独立した子どもオンブズもある。
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posted by 高橋かずえ at 16:24| 岐阜 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月13日

ぎふメディアコスモス 引き渡し1年後の検査結果

 みんなの森ぎふメディアコスモスは去年7月オープンしました。引き渡し1年後の検査を行った結果が先月27日に発表されました。検査185項目のうち23項目、586ヶ所に不具合があったという結果でした。岐阜市の発表内容をインターネットで見ることができます。
実際の現場を見なければと7人の議員が視察を申し入れ、きょう2時間かけて案内して頂きました。主な個所を写真で紹介します。
まずは19回漏水があった原因と思われる屋上を見ました。きょうで3回目の屋上視察です。
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 中々水がドレイ(配水坑)までたどりつけず雨水がたまっている状態は変わっていませんでした。この雨水が排水できるようにと、太陽パネルを外して屋根面に樹脂を重ねて塗り、勾配を滑らかにするという作業を行っているとのことでした。正直「何だかねー」の感想です。
この畳、半畳程の1片のパネルは20s、これが1416枚屋上に載っています。2万8320sというわけです。
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屋根のでこぼこが樹脂を塗ったことぐらいで滑らかな勾配になるのでしょうか?一時は滑らかになっても又、あの重さのパネルを載せるのです。もういっそうパネルを外して毎日モップで雨水を流し落とすことにしたらと思いますがだめですか?世界的な建築家のデザインにモップは似合わない???だめ?
まあ、ともかくなりふりかまわず雨水対策を完璧にして欲しい。ズ―と雨漏りの対策をしなくてすむ方法を。まだ開館1年にもなっていないのです。今のうちに。メディアコスモスへの来場者が多く、人気があり、楽しそうな子どもの笑顔に逢えるのが楽しく、私も好きな空間です。堂々と自慢できるように、不具合対策、専門家総出で。もう一度言わせて下さい。なりふり構わず取り組んで!
では以下は他の不具合のご紹介写真です。
天井の横長のグレーの箱の中に防火シャッターが入っている。
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上のシャッターを受けるもの。検査時は故障で受けれずシャッターが閉まらなかった。
館内の展示ブロック。検査時、剥がれていた。
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北側のガラス壁。帯状の塗った部分が検査時、錆びていた。
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屋外の井戸の開け口。検査時、開かなかった。
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ひびが入ったガラス壁。入れ替えてあります。(1枚60万円)
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posted by 高橋かずえ at 22:30| 岐阜 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月12日

市民製作の甲冑で岐阜を盛り上げよう!

来年は織田信長が岐阜に入城し、岐阜と命名してから450年。これをきっかけにまちおこしを図ろうと岐阜市では様々な企画が準備されています。
こんな中、手製の甲冑を1年かけて製作し、来年秋の信長まつりに参加して祭りを盛り上げようと、甲冑づくりへの参加を呼びかける講座がきょう岐阜市のメディアコスモスで開かれました。
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講師は関市在住の甲冑師、三浦一郎さん。きょう午前、午後の講座で20人が参加しました。この甲冑は鉄や皮、また漆も何回も塗り重ねて製作していくもので本格的なものです。
ほとんどの方がゼロからの出発となるので、所どころ三浦さんの手助けを頂きながら、デザインなどは自分のオリジナルを生かせます。
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三浦さんは関市では小中学校でで出前講座もするなど、関市に伝わる伝統の武具技術を多くの人に広げようと働きかけてらっしゃいます。今回は岐阜市版です、講座は7月3日スタートです。
先日、三浦さん宅へお邪魔してお話を伺い、甲冑も着せて頂いた私の勇姿?もすみません見てやって下さい。
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posted by 高橋かずえ at 15:55| 岐阜 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月11日

さよなら原発パレードinぎふ

 2011年3月11日の福島原発事故後、3ヶ月ごとに行ってきた「さよなら原発パレードin ぎふ」
きょう6月11日で21回目となります。
少し暑いながらもさわやかな風がふきぬける中、岐阜市の金公園で集会後、いつものように、JR岐阜駅北から長良橋通り、そして金公園に戻るコースで沿道の方たちに「脱原発」を呼びかけ歩きました。
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私は集会の司会と、パレードでは沿道の方たちにチラシを手渡しし、福島の被害を教訓に一緒に行動をと呼びかけました。声をかけさせて頂いた中に、故郷が鹿児島県川内市で今回の熊本の地震で川内原発に被害が及ばないか怖かったと率直に話してくれた青年がいて自ら列に加わってくれたことでした。17歳という彼、臆することなく皆にとけこんで笑顔で最後まで参加してくれました。
18歳に選挙権が広がり、これからの政治に関心をよせてもらえる若人が増えることに希望が湧いてきました。パレードに参加した手作りの案山子は病で亡くなったNさんの作品です。メッセージが次の世代にバトンタッチされたようでうれしかったです。
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posted by 高橋かずえ at 00:00| 岐阜 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする