岐阜市の水のおいしさは他の市や外国へ行った時などに感じます。今夕、金華公民館で開かれた岐阜大学工学部の調査報告会でそのおいしさが実証されました。
岐阜市の生活用水は長良川の伏流水を含む地下水から得ています。
この地下水を金華地域の深さ30bほどの井戸で地下水位と地下水温の調査を去年8月から今年1月にかけて行った結果、地下水温は年中ほぼ一定なのではなく、季節によって変化していて、夏に10℃程に最も低くなり、冬に20℃程に最も高くなることがわかったとのことでした。
長良川から流入した地下水が半年ほど遅れて到達するためとのこと。
解説は岐阜大学工学部社会基盤工学科の神谷浩二准教授と岐阜大学大学院工学研究科の出村嘉史准教授がされました。
この温度差を利用した生業が金華地域には幅広くあって、きょうの会にもその仕事をされている方が参加されていました。
当然と思っていたこの水のおいしさ、そしてそれを生かした生業が次の世代にも残っていくように、自然を大切にせねばと思いました。