きょうの岐阜市議会一般質問の中では2015年度から大幅に変わる介護保険、また高齢者福祉について複数の議員から質問がでました。
日本では2015年には4人に一人が高齢者(65才以上)になると見込まれています。高齢者問題は大きな課題です
介護保険の変更で、介護予防サービスのデイサービス施設での通所介護と訪問介護が国の事業から市町村に移されます。
市町村に移れば、財政の状況でサービスが低下することもあります。今後、予算編成の中で介護関係の予算がどのように配分されるのか、優先順位はどうなっていくのか、若い世代に過度な負担がいかない配慮も含め行政の動きに目が離せません。
一方でニーズに沿った市町村独自の介護予防のメニューを考えていくことも必要です。
先日山口県のデイサービス施設「夢のみずうみ村」代表の藤原茂さんの講演を聴きました。
ここは200ほどのメニューを利用者自身が選ぶことができます。メニューには「あんま」「身体ほぐし」「パンづくり」「うたた寝」「ボーっとする」もあります。
また「片手ででもできる料理教室」もあるなど、身体機能の回復よりも生活の回復を大事にしていることがわかりました。
午後3時から4時はカジノが開かれ、花札、ルーレット、かるたなどが楽しめるとか。
人生を輝かせる方法をどんどん取り入れていくという藤原さんの意気込みが伝わってきました。
本人の要望が満たされることは、生きる意欲にも繋がります。
市町村にまかせられる介護予防サービスがより豊かなものになることを願っています。